看護師1年目に比べると、夜勤手当や残業代がフルで入るので、2年目からは給料の伸びがよくなります。
もらった額に対して「やったー」と散財したり、「貯金しよっ!」とため込む人もいますが、
どちらかと言えば貯金できてる方がいいですよね。
この記事を読めば、
貯金を頑張りたい人や、お金を貯めたい若手の看護師にとっては、
貯金の意識を高められたり、散財が及ぼす影響についてイメージができると思います。
今回の私の経験談は以下です。
- 2年目から一人暮らしになって貯金額が1年目の頃より上がった!
- 高額な散財でメンタルがやられた…
経験談を元に、今回の記事では、
一人暮らしの看護師で、散財癖のある私が貯金できたコツについて紹介していきます。
看護師2年目の貯金額は?

看護師2年目の4月~3月末までの12か月間で、集計してみました。
この記事ではお金の計算は基本的に手取り収入で計算しています。
看護師2年目のボーナス込みの手取り金額=約430万円
- 毎月の手取り24万~27万円×12 =約320万円
- ボーナスとコロナ手当=107万円

通帳で見たらめちゃくちゃ貯まってるー!!
もらった額もめっちゃ多い…!
看護師1年目の時と見比べてみます。

看護師1年目の時に比べると、収入に対しての貯金額の%が跳ね上がりしているのが分かります!
当時の私は毎日かつかつで暮らしていたわけでも、食費を削っていたわけでもなかったです。
何なら、服やコスメも買ったりオタグッズにも費やした額はそこそこありました。
また、高額な散財もあり自分的には割とお金を使っていたと実感しています。

当時の自分はあまり節約意識を持ってはいなかったですが、振り返ると節約・貯金気質な行動をとれていました。
当時はそこまで、食費を切り詰めたり、電気代をケチってなどのこすい節約も一切していませんでしたし、ストレスフリーで過ごしていました。
使ったお金の額は1年目の頃に比べて減りましたが、
幸福度はまったく変わっていませんし、むしろお金がじゃんじゃか貯まっていたので、幸福度爆上がりしてました。
看護師1年目と比べて変わったことは?
看護師2年目になって変わった環境や自分の意識は以下です。
- 一人暮らし
- 貯金の意識を高めようとして家計簿を再開
- 夜勤フルシフトと残業代付与につき、給料がアップ
私は看護師1年目の10月から一人暮らしを始めました。
そのため、1年目の半年間は実家の恩恵を受けに受けたくせに貯金80万円なのに対して、
看護師2年目になりトータル1年一人暮らししてる期間の方が貯蓄率が高い結果になりました。
看護師2年目で貯金できた理由
固定費がめちゃくちゃ少なかった

一番大きいのが固定費が安かったことです。
- 家賃、光熱費、wifi代込み=3万5000円
- スマホ代=2500円
- 奨学金=1万5000円
→合計5万2500円
これに食費が2万円、日用品費などで1~2万円、交遊費や娯楽費を足すと、
毎月の出費が7万~10万ほどでした。
他には社会人によくある車や家のローンと保険料は一切なく、友達の結婚式も開かれないため、
高額な出費がまったくありませんでした。
固定費を下げるだけで貯蓄率はそれだけ上がります。
例えば、普通の家賃6万円と、家賃3万5000円の1年の格差を比較すると、
- 家賃6万円×12=72万円
- 家賃3万5000円×12=42万円
その差は30万円になります。
つまり、固定費を下げるだけで貯金や節約の意識をしていなくても、自動で30万円が貯まる仕組みをつくれます。
当時の私は貯金意識がそれほど高くはなく、大した努力をせずとも貯金できたのは安すぎる固定費に救われていたからです。
固定費の家賃を下げるだけでこれほどの差が生まれるので、
通信費や水道光熱費の見直しなどの固定費を下げる努力をすれば、後は半自動でお金が貯まるシステムをつくれます。
そして、固定費が安い最大のメリットは、出費がかさんでも赤字になりにくいです。
旅行や特別な出費があったとしても、生きるのに必要最低限の費用が少なければ、収入の範囲内でやりくりができます。
貯金を使い切ったり、マイナスになって借金を負う確率は少なくなります。
一人暮らしと家計簿管理でお金の意識が高まった
実家暮らしの時は、衣食住が保証されている安心感から、好き放題お金を使いがちです。
一人暮らしになった途端に危険認識が働いて、「お金の管理しっかりしなきゃ…。」と思うようになりました。
高校生の頃から細々と手書きの家計簿をつけたりはしていたので、当時の私も「とりあえず家計簿っしょ!」となって始めてみました。
家計簿のつけ方は項目分けもせずめちゃくちゃで、意味のない書き方をしていましたが、
収支を書き出すという行為には意味がありました。
なぜかというと、自分の支出が見えることで、「収入の範囲内でやりくりしよう」という意識が働いていたからです。
記録をするという行為が、貯金や節約の意識づけに繋がりました。

ダイエットにおいても、レコーディングダイエット『自分が食べたものをすべて記録するだけ』というシンプルなダイエット法があります。
食べたものを記録することで、普段の自分の食生活に意識が向くから、相対的に食べる量を調整したり、バランスの良い食事を心がける意識がはたらきます。
私が貯金や節約ができたのは、収支の流れを把握したり、家計簿をつけることによる効果だと考えられます!
看護師1年目の散財で物欲がおさまった
看護師1年目の頃に比べて絶え間ないストレスが減少しました。
ストレスの減少に伴いお金遣いも減少しました。

看護師1年目の時は疲れていたり、ストレスが溜まっていると「普段頑張っているご褒美に…」などと甘い言葉をいいことに散財にこきつけていました。
ご褒美というワードはダメです…絶対…。
お金のリミッターが外れるワードランキング堂々の入賞なので、
ご褒美という言葉は多用しないが吉です。
今は、ストレスの発散は、趣味や好きなことに没頭することで散財は防げています。
どちらかと言えば、お金を使ってもその時はストレスが解消されるかもしれませんが、
物欲をブーストさせる挙句、ストレスの根本的解決にはならないです。
お金を使わないと発散されないストレスはコスパが悪すぎます。
運動や趣味などの好きなことに時間とお金を使って没頭する方が、健康にも財布にもいいです。
毎日自炊+弁当・水筒持参
自炊意欲はひたすらに高かったです。
当時は電車通勤で帰り道にスーパーや飲食店がなかったため、物理的に寄れなかったからというのも大きかったです。
なので、仕事終わりは真っすぐ家に帰っていたので自炊する以外しか方法がなかったです。

外食や総菜弁当を買うこともあまりなかったので、食費は当時1万~2万くらいでやりくりできていました。
3食自炊のご飯を継続することで、食費は簡単に浮かすことができます。
自炊をするにも、疲れてる看護師にとっては中々厳しいものがあります。
私もズボラ体質なので毎日自炊なんてできていませんが、継続できるコツを実践してるだけで食費を1万円程度でやりくりしています。
詳しくはこちらで解説しています。
看護師2年目で特にお金を使ったできごとや出費

看護師2年目の間に大きかった支出は以下です。
- エステ(トータル30万円)
- 年度末に引っ越し(40万くらい)
美容エステ
健康食やボディメイクの意識がやたら上がっている時期に、友達に誘われてエステへ行きました。
見事エステの術中にハマり、「きれいになりたい!」と考えて手を出し、トータル30万は使ってしまいました…。(途中解約して10万はバックしました)
振り返ると、エステを契約する前にもうちょっとちゃんと調べてからの方が良かったな…と思いました。
「お金を積んでまできれいになりたいのか」、と考えた時に本当にそこまでの価値があるのか?と自問自答を繰り広げることが大切です。
おそらく看護師はこの自問自答が苦手です。
買い物や散財が多いのは思考停止して、いいと感じたものは勢いで買ってしまうためです。
私もこれに当てはまっていたので、何度かこの場面は心当たりがあります…。
引っ越し
買い物がとにかく不便だったので、家賃6万のところへ引っ越しました。
その時の引っ越し準備や、家具を揃えたりでトータル40万円ほどは使いました。
これは必要経費ですが、やっぱりここまで支出が大きいとメンタルにはきます…。

引っ越しは十分な検討や、荷物を極力減らしておいた方が良いと学んびました。
荷物が多いと引っ越しの準備から搬入、片付けが大変です。
また、荷物が多いほど広い家に住まなくてはならないので、その分家賃もかかります。
荷物が多い引っ越しというのは、時間もお金も無限に吸われるので、ものが多いだけで損をしています。
まとめ
一人暮らし看護師2年目のおおまかな給料と貯金額をまとめると、
- 手取り年収=430万円
- そのうちの貯金額=180万円
- 貯蓄率=42%
手取りの半分近くを貯金に回すことができました!
一人暮らしでも手取りの半分に近い額のお金が貯金できたのは、
- 固定費がゴリゴリに安かった
- 家計簿をつけて節約・貯金意識が高まった
- 物欲が多少おさまった
- 自炊がんばった
主にはこの4つがあったからです。
節約や貯金をがんばると「使えるお金が減る」というイメージがあって幸福度が下がると思い込んでしまうかもしれませんが、むしろ逆です。
支出を減らしても幸福度は下がりませんし、下がる人というのはストレスを感じる節約をしているからだと思います。
必要な最低限の出費さえ確保できれば、ストレスは感じません。
そして、お金が着実に貯まることで幸福度や自由意識は高まります。
私はこの方法で貯金を頑張りましたが、自分に合った節約・貯金術を探して実践することが重要です。
私は自炊と家計簿が苦ではなかったのですが、人によっては家計簿をまめにつける作業に苦痛を伴う人もいることと思います。

自分にとってストレスのない方法で節約・貯金を継続できる人が最強です。
次の記事では、看護師2年目や20代前半の看護師に向けた、貯金のコツについてまとめています。
続きで読んでもらえると、貯金のコツが分かります。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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